多界創生の動手帳

「僕は何でこんな世界に生まれたんだ!!」


「僕はこの世界で生まれた、でもこの世界では生まれていない」


「テメェこそ何モンだよ金髪ジジイ」


「何処よー!上半身ー!!」


「聞いたか、あっちの世界じゃ強いのがゴロゴロいるんだと」


「俺はまだまだお前には届かない、先に行け・・・後から追うから」


「逃げたのか?お兄ちゃん?」


「ヒマじゃー、ごっつヒマじゃー」


「でしたら、この家ごと、霊峰ごと、あっちに移動すれば良いのではないですか?」


「足リないな・・・神ト成ルには、まだ・・・喰イ足リないなァァ!!」


「やっべえ此処クッソつまんねえ」


「ここどこヨー」


「此処に彼女の居場所は無い、ならば、境界線を超えよう、その先の世界を居場所にしよう」


「俺そこまで影薄いかな・・・?」


「帝国の脅威は去り、主人もいなくて当ても無く。さてと、これから何処に行きましょうかね」


「左下のカエルの霊圧が・・・消えた・・・!?」



何故彼らは、この地に来たのか。
この、創作が全てを支配する、あまりにも広大な狭き箱庭に。