歴史書と魔導書

?「くろちゃーん、あたいここからでたいよー」
クロニクル「我慢しなよグリモワール、流石に私でもこの封印はどうにもならないさ。」
ここはうごメモの一角に存在する唯一の図書館。悪役、イハン=メモラーの管理するイハンの家でもある。

この図書館には数千万の本が存在し、その並んでいる本はすべてイハンが読破したものである(との噂)

この図書館の本棚の片隅にとあるニ冊の本がある。
[宇宙の誕生から今にあたるまでの万物創造の歴史を記した「全宇宙の歴史書、クロニクル」。]
[この世に存在する森羅万象を司る五大元素の流れを自在に操り、所有者にすべての魔法を使えるようにする「究極の魔導書、グリモワール」。]
このニ冊がうごメモの図書館に何十もの封印を施されて眠っている。
何故このニ冊がイハンの図書館にあるのか。
何故封印されているのか。
それは誰もわからない。

イハン「誰かと思えばお前か。」
ヴィグレイマ「なんじゃ、ガルテスもおるのか。」
イハン「一周年だからな…俺が……」

グリモワール「くろちゃーん、なんかはなしごえがきこえるよー」
クロニクル「なんかおめでたい日らしいね、今私達が何処にいるかもわからないのに……なんの記念日だろうね?」
グリモワール「あかいひとがえんとつからふほうしんにゅう?」
クロニクル「クリスマス?一周年って言わないわよね、それ。」
グリモワール「うへー」
クロニクル「はぁ……」
グリモワール「ふういんとけるかなあ……」
クロニクル「歴史が写し出すのは全て過去、未来まで私はわからない。でも待ってたらいつか解けるんじゃない?」
グリモワール「うー………」ー
イハン「また一年、よろしく頼むぞ。」
ヴィグレイマ「まーごーのーてー」

封印が解けるのは
そう遠い話ではない。